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話せばわかる

みなさんこんにちは。暑い毎日ですが、皆さんお元気でしょうか。
私はこの茹だるような季節にネクタイを締めて営業することが(季節的に)多く、酷暑にスーツを着てがんばる自分にうっとりして、それはそれでなんとも楽しいものです。また、お客様も例外なく「暑い中ありがとうございます」とおっしゃっていただけるので、会話のテンポも弾みます。

 

今日のテーマはベタな話ですが、リアルなコミュニケーションについての考察(?)です。

 

IT技術の進歩は私たちの生活を劇的に便利にしましたが、その一方で「顔を見なくても意見を伝え合える」道具を作ってしまったという功罪があるように思います。

 

ここに収益の厳しさ、効率性の追求という時代ニーズが相まって、なんだかおかしな職場の人間関係を生んでいるように感じます。

 

たとえば、私は毎月直接レポートするスタッフと月に1回、一人当たり1時間の面談をしていますが、この人件費コストは毎月70万円ほどかかることがわかっています。

 

面談では仕事を任せている彼ら/彼女たちが困っていることや悩んでいることを聞き、アドバイス(フィードバック)することが目的なのですが、同じような視点で仕事をするスタッフにはコストパフォーマンスのよい場になりますが、視点や意識に差があると別途提出させている週報(ウィークリーレポート)へのフィードバックが中心になってしまい、少々もったいない時間だと感じることもままあります。

 

週報はメールのやりとりなので、事実や経過の共有には十分機能するのですが、意見の交換やフィードバックには上手く機能しないことが多いのです。

 

週末に厳しいフィードバックメールをもらったスタッフは、週明けの月曜日にとても暗い気持ちで仕事をすると言います。やはり相手の目を見て、言い分を聞いて、その上でフィードバックをしなければ、効果(納得感とか行動変容率)は薄いなあと感じます。

 

ではなぜ私たちはITに逃げるのでしょうか。

 

それは恐らく人間関係の根幹をなすコミュニケーション活動というものは最も重要かつ困難な仕事であり、業務多忙な管理職がホンネで避けたいからではないかな、と自戒を込めて思います。

 

私の例では、私は休日にじっくりスタッフの週報を読むのですが、そこでじっくり考えたフィードバックをしているつもりでも、もらった相手は、月曜日の多忙な時間帯の中でこれを慌しく読む可能性もあるわけで、これがどれだけ伝わるのか、心もとない限りです。

 

コミュニケーションをITに頼ることの怖いところは「働く仲間意識」が消滅していくことです。同じ空間で働く仲間なのに「意識は他人」という恐ろしい状態になります。

 

これを避けるためには、月間、あるいは週間スケジュールの中に、強制的に「話を聞き、フィードバックする」時間を持ち続けるしかないのだろうなあ、と感じている次第です。

2010.08.05 樋口弘和

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