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本当の「安定」を手に入れるためには?

皆さんこんにちは。4月は入社のシーズンですね。当社にも7名の元気な若者が入社してきました。当社は新卒採用を始めて今年で6年目ですが、毎年4月1日にはわが子を迎えるような晴れやかな気持ちを感じています。
それと同時に、彼らのご両親に対しての責任も感じます。
入社式は「彼らを厳しく愛情をもって育て、立派な社会人にしてみせる」という決意を新たにする、私にとっても大切な式典です。

 

さて今年の新人は変化を好まない、いわゆる「安定志向」の人材が多いと言われています(当社ではそんなことは全然ありませんが)。

しかしこれだけ不景気が続き、景気が上向く見通しも立たない中で育ってきた彼らに対し「将来を夢見てチャレンジせよ!」というのは少々無責任な感じもします。そのように考えると彼らの安定志向もやむを得ないのかもしれません。

しかし、今は渦を巻くような大変化の時代です。

この時代に「安定」に執着し、守りの姿勢を貫こうとすることは、会社にとっても個人にとっても非常にキケンです。

なぜなら現状を維持することで得られる「安定」も所詮束の間のものだからです。一時的に安定を得られたとしても、最終的には変化の波に逆らえず、飲み込まれてしまうでしょう。

たとえば企業の「安定志向」を象徴するものとして、「ブランド」「過去の実績」「既得権」などが挙げられます。

 

これらが強い企業ほど変化に対応できず経営に苦労しているように見受けられます。

またこのような企業は概して「他責思考」の社員が多いようにも感じます。
将来よりも現在や過去にしがみつき、失敗を環境のせいにしていては、変化への対応はできません。

これからの時代に本当の「安定・安心」を手に入れるためには、目先の現状維持にこだわるのではなく、変化の波を乗りこなせなければなりません。

そのように考えると、現在は企業の人材育成においても大きな曲がり角だと言えるでしょう。「これまでと同じことをしていれば大丈夫」という考えが通用しないため、変化に対応できる人材を育成することが必要なのです。

そのためには直観力と判断力に磨きをかけなくてはなりません。

 

これらの力を伸ばすのに最も有効的なことは、能力の圧倒的に高い先輩社員や上司から、ビシビシと鍛えてもらうことでしょう。
受ける側としては初めこそつらい思いをするでしょうが、このような育成方法が結果的には本人の幸せにつながるのです。

2010.4.15 樋口弘和

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