ケーススタディー

社員研修ナビHOME > コラム > 社会性と率先行動を身に付ける育成方法とは?

社会性と率先行動を身に付ける育成方法とは?

なんだか本屋のノウハウ本みたいなタイトルで嫌ですが、今日のテーマは「社会性と率先行動を身に付ける育成方法とは?」です。

 

社会の変化の中で、新卒社員(が学生時代まで)の社会との接点の少なさが目立ち、入社後、「指示待ちである」とか「言われたことしかやらない」「気が利かない」などと言われ、受け入れる上司の悩みの種になっているようです。

 

私の周囲でも、ほとんどの企業からこうした声が聞かれ、人材育成をおこなう人事担当者共通の悩みなのだなあと実感します。

こうしたことを嘆いていても始まらないので、当社でもさまざまな実験を始めてみました。

 

まずは、「仕事の積み重ね法」です。

これは、彼らが朝から「今日はこんな段取りで午前中にこの仕事をやってしまおう」と考えているのを知りながら、「午前中にこれをやっておいて」とわざと割り込み仕事をやらせるのです。

ここで、戸惑っている彼らに丁寧に、両方の仕事の進め方をアドバイスしてはいけません。考えさせることが大事です。

すると、社会性の有無によって行動に違いが出ることがわかります。

優先順位という観点のない新人は、いつまでも当初の予定通りに仕事をこなそうとします。

彼らは柔軟性に欠けるので、突然他者の影響で優先順位が変わることに耐えられないのです。また今までも、そういう生活をしてきたのでしょう。

 

一方、社会性のある新人は一度立ち止まって考えます。それぞれの仕事の納期、重要性、目的などを顧客(指示された上司)目線で考えます。このプロセスがとても大切なのです。

 

前者の場合は、あえて失敗をさせて、悩ませることが大事でしょう。その上で、アドバイスによって成功体験を積ませると、一気に化けます。同様に、顧客の前に出すこともとても大事な育成方法です。

 

次に、率先行動はどうしたら身に付くでしょうか。

これはまだ実験段階ですが、同期や近い先輩の良いサンプルを目の前で見せて、彼らがどのように仕事を組み立て、こなして、どこを評価されるのかを実践で見せるのが一番だと考えています。

 

そういう意味では、なるべく優秀な先輩に付けることが大事です。最初の配属先の上司が一番育成に影響を与えると言われる所以です。昔から日本は、優秀な先輩の下に優秀な新人を配属してきました。それは、こうしたOJTで学べるエッセンスは師弟関係で伝えていくのが最も効率的だからではないでしょうか。

樋口弘和

▲このページのTOPへ

コラム

プライバシーマーク 東京ワークライフバランス認定企業